和慈羽袖
Oct
27
2019

AUTUMN COLLECTION “拾玖丿拾弐”

和慈羽袖

裏トラ勝りに 和慈羽袖

ピンクのトラを描いた縮緬を裏地にした、黒衿+かすれグレーの和慈羽袖。
ライトグレーの縮緬に腕を組んだピンクのトラを描いた裏地を一番の見所にした、まさに「裏勝り」と呼ぶに相応しい羽袖です。 肩に回し掛けられる程に大きな袖を持つので、トラは 両袖裏や背中・額裏部と各所に顔を覗かせてくれます。
一方、かすれ模様を効かせた灰色の表地は、密に織られた麻混紡素材で、微かにザラついた感触も。 衿を黒い綿のグログランに切り替え、キザな雰囲気を醸し出しました。 プレーンな羽織スタイルで着ると、昔の任侠映画のようなキザな渋さを漂わせ、袖を裏返して回し掛けてピンクのトラを遊ばせると、一昔前のロックミュージシャンのような派手さへと様変わりします。
さらに、周囲には見えない部分に遊びも。ポケット布をショッキングピンクにしており、意味もなく手を入れたくなることでしょう。 ご覧のように、袖のトラを見せつつ ストールのように肩や首にかけながら、脇ポケットに手を突っ込む様は、およそ和服らしからぬ着こなしながら、案外 様になっていませんか? 和慈羽袖には、まだまだ沢山の着こなしがあることを、証明してくれました。
羽織紐として、メタルのような装飾のビーズと 艶やかな紫のルーサイトのビーズを組み合わせた かなめ玉・フックをコーディネートし、重厚な印象に。

WAZI-HASODE with a pink tiger lining and a black collar on a faded gray outside.
The main feature of this item is the lining with a pink tiger arm crossed over a light gray crepe ‘Chirimen’. The lining has more showy designs and elaborate techniques than the outer fabric. This kind of elaboration is called ‘Uramasari’ in Japan.
This has sleeves that are large enough to be hung around the shoulders, so tigers show their faces everywhere, from the lining of both sleeves to the lining of the back.
The contrast between the subdued outer fabric and the showiness of the lining changes the impression when the sleeves are turned inside out.
In addition, the inside of the pocket is shocking pink, though you can’t see it around you.

《2019 AUTUMN COLLECTION》

【和慈羽袖】
No.HAA0058
Material〈表〉ポリエステル 65%, 麻 35%
〈裏〉ポリエステル 100%
〈衿〉綿 100%
Size百(フリー)
Price70000
Limited2点
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【かなめ玉・フック】
No.RUB0005
Materialアクリル 他
Price7000
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