SUMMER COLLECTION “拾玖丿零捌”

幾何柄透かしの和慈羽袖

絹混紡のカーキ色・シースルー素材に、ブラウン系のレトロモダンな幾何柄のベールを重ねた和慈羽袖。 切嵌めのようにブラウンやブルーを配した幾何柄の亀甲紗を裏地にして、表地のシースルーのカーキ色から、レトロモダンな幾何柄を透かして見せる仕掛けです。 ただし、衿と袖口部分のみは ベールを表に出して 幾何柄を主張させ、それ以外(身頃や袖)では 柄を滲ませるという緩急を持って、控え目ながらも 品良く演出しています。
多くの方々から どのような構造なのか？と不思議がられる和慈羽袖は、基準の形態は 大きな羽の様な袖を持つ羽織ですが、この袖のボタンを外し 肩に回し掛けることで、変幻自在な着こなしとドレープの美しさが楽しめる特許製品です。 この大きな袖は、表裏を重ねても なお涼しげな透け感があり、羽衣のように軽い着心地。さらには脇ポケットなど、使い勝手の良い工夫も随所に施しています。
見え隠れする幾何柄、ドレープと透け感により、風や陽の光と戯れるように 着こなしていただけることでしょう。
羽織紐には、水牛の角や オリーブグリーンのルーサイトのビーズで仕上げた かなめ玉・フックを、ナチュラルにコーディネートしました。