Mar
15
2019
SPRING COLLECTION “拾玖丿零弐”
紙子のローブ
【浮世しのぎ】レーベルの主役に相応しい紙子のローブ。 島田康子女史により作られる紙子の原紙は、たたんでも自然に戻ってしまう程の、およそ紙とは思えない強度を持っています。 それでは 適度な風合いになるまで使い込むまでに 年月を要するので、このローブには なるべく薄手の原紙で、強度と 適度なハリ・コシは維持したまま、硬さをしなやかさへと変えるべく加工してもらいました。 蒟蒻糊の塗布や煮たり揉みこむことで強度を増し、乾かし,浸し,絞り,染めるという工程を、水溶液の濃度を変えながら何度も繰り返して、色を付けていきます。 主に松煙を使い、和紙らしく馴染む色合いで、他に衣服にも合わせやすい墨色のモヤモヤとしたムラ染めにしました。
普段から着ていただくことで味わいある紙子の風合いへと変化していくので、仕立てにはミシン縫製を中心とし、デニムのように裁ち目もデザインとして活かしています。 創業当時に使っていたスタンドカラーの型紙を、紙子専用に見直し、紙子の特性を活かしたローブに仕上げました。 燃えない限り、一生着ていただけるので、飽きのこないシンプルなデザインにこだわり、裏地には着回しの良さげなストライプのキュプラを合わせることで、紙子の無骨さや古めかしい印象もバランスよく和らげています。
当然ながら、軽く暖かい着心地で、表面に少し毛羽が出てくるくらい使い込んでいくと、最高のしなやかさとなるでしょう。 すでに、ラスト1点となりました。
No. | : | UUA0006 |
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Material | : | 〈表〉和紙 100% 〈裏〉キュプラ 100% |
Size | : | 一二五(L) |
Price | : | 180000 |
Limited | : | 1点 |
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