極東奇譚 <マント> 特集
《HAKAMA-SHIKI/袴式和服》の 新たなページをめくる企画として、【和次元 滴や Instagram】と【極東奇譚 Facebookページ】を中心に進行している『極東奇譚』。和次元 滴や・京都店にて開催の第3弾の企画では、迫力あるマントを特集。お楽しみに‼️
和次元 滴やの特徴的アイテム〈マント〉は 外せません。
和服で出歩くだけでも目立ってしまう御時世ですが、その上にマントを纏えば、もはや衝撃的ですらあります。 まさに肩で風切るファッションと言えるでしょう。人混みを歩けば周りが避けてくれる程の迫力があります。
いちいち人目を気にしている様な気骨のない人に、マントは着こなせません。しかし、一度着てしまうと決して手放せない、そんな男の中の男のファッションアイテムと言えます。
子供の頃に見た映画やアニメでヒーローが纏っていたのがマントです。ヨーロッパでは王侯貴族が礼装としてマントを纏っていましたから、スーツを始めフォーマルでも楽しめます。迫力も気品も倍増してくれる強力なアイテムなのです。
マントは、すべてを包み込んでしまう外套であり、コートとは明らかに違います。 例えば、荷物はマントの内側に持つ。昔の父親たちは、子供をマントの中に入れて手をつないだそうです。
これほど男らしい衣服は、他に思い浮かびません。
マイナーチェンジを毎年繰り返して仕上がった現行のマントは 当店のデザインの集積であり、〈和次元 滴や〉自体の年表とも言えます。軍用マントまでも参考にして探求したシルエット、和服の衿元とマッチし、大きな身頃とのバランスを保つように設計した衿。両脇にポケットのように見えるのは、手を入れるためでなく、手を出すためのホール。仕立てが手間なので近頃では少ない細工ですが、そこは古式ゆかしいマントの良さを継承しています。随所に〈滴や〉のこだわりを詰め込んだ自信のカタチなのです。