Aug
03
2018
SUMMER COLLECTION “拾捌丿拾参”
シボと透かしの麻マント
希少で上質な麻のマントです。 シボとは、生地の表面の凹凸のこと。 夏の麻素材で、シボのある風合いが特に愛されていることは、日本でも小千谷縮などを見れば明らかでしょう。 汗ばむ季節でも肌に張り付かないことが、その理由かと。
マントは、かなり広い幅の生地も必要で、製作が困難ですが、今回の素材はイタリア製の麻で、生地の幅・しなやかさといい、透け感といい、全体を覆うシボといい、文句のつけようがない逸材でした。 紺と濃紺の上に細い白線が重なる控えめなボーダー柄もシャレ具合も紳士的です。クラシカルなマントのデザインとも相性が良く、存在感のある衿や、手を出すためのホール部分など、律儀さと上品さが滲み出るような仕上がり。 さらりと着こなし、風になびく様は、さぞ美しいことでしょう。
そもそも、衣服の存在意義は 何かから身を守るためと、何かを表すためという、大きく2つの理由です。 昔から衣服は、身体を傷や気温から守り、身分や所属を表わしてきたのです。
では、このシボと透かしの麻マントは?と言えば、刺さるような夏の日差しから身を守り、物静かで上質なシャレを表わしています。 さらに、マントですら珍しい現代においての、麻のマントという希少性を考えれば、特別感そのものと言えるでしょう。
【マント】
No. :HOA0156
Material:〈表〉麻 100%,
________:〈肩すべり〉キュプラ 100%
Size :一〇五(M)
Price :75000 + tax
Limited :3点