【和次元・滴や】は、昨年3月に15周年を迎えました。15周年と同時に発表した [FOUR SEASONS] 2020 SPRING COLLECTION から始まった年間コレクションも、昨年末の 2020 WINTER COLLECTION をもって 一巡し、すべての発表を完了いたしました。 そこで 周年の締めくくりとして、限定モデルを発表し、15周年の記念といたします。
昨年は、新型コロナウイルス感染症の蔓延により、世界的な混乱に見舞われた大変な年となりました。しかし 災害があろうとも、また 15周年であろうとも、当店の仕事は《HAKAMA-SHIKI/袴式和服》の開発・製作の他にはありません。
当店は、ほぼ全てのアイテムを 独自の世界観でゼロから設計しており、袴・小袖・和慈羽袖など多くの定番製品が 特許を取得しています。従いまして、用いる素材には特殊な効果が求められ、仕立てることが出来る職人も限られます。 要するに、容易に製造の外注が出来ない訳です。当店での製作が止まれば、唯一無二の《HAKAMA-SHIKI/袴式和服》は 停止してしまいます。ちなみに、当店が製品の特許出願をしている理由には、万が一 《HAKAMA-SHIKI/袴式和服》の製作が何世代か中断された際の“保険”の意味もあるのです。
だから、《HAKAMA-SHIKI/袴式和服》を ひたすら作り続けることこそが、【和次元・滴や】の使命なのです。
このコロナ災害の影響で、ユーザーの皆様に 新作をご披露するイベントは大幅に減ってしまいました。にも関わらず、現在も引き続き 京都店には、海外からのお客様方や、関心の目を向けた青年たちが、来訪してくれています。実に 有り難いことです。
【和次元・滴や】は、開業当初から “商売”よりも“商品開発”に、“売ること”よりも“作ること”に重点を置いて活動を続けてまいりました。現在の情勢を鑑みますと、今後も以前の様な店外イベントの開催は 差し控えることになろうかと思われます。(当面、新作コレクションはWEB上のみでの公開、実物の展示は京都店に限らせていただきます。)
現在、世界中のすべての人々が、物理的な経済活動を制限され、社会的な絆も制約されています。経済活動を あまり重視してこなかった当店にとっては、世界と繋がるただ1つの絆が《HAKAMA-SHIKI/袴式和服》であると言っても、過言ではありません。
だからこそ【和次元・滴や】は、今後も《HAKAMA-SHIKI/袴式和服》の開発・製作に、益々励んでいくことを お約束します。引き続き ご注目いただき、絆を未来まで繋いでいってもらえれば、嬉しい限りです。
さて、当店が 常々発信しておりますのは、実用和服であり、実際に着ることでこそ楽しめる《HAKAMA-SHIKI/袴式和服》です。
昨年は、V&A博物館(ロンドン)への永年収蔵を記念し、収蔵品と同じ紙子や麻の天然素材で仕上げたコーディネートを、V & A LIMITED EDITIONとして発表しました。
そこで、今回は趣向を変え、日常使いに とことん便利な形状記憶素材のコーディネートを十五周年記念限定モデルとして製作いたしました。何度も織糸の色を調整し 柄出しした滴や渾身の形状記憶素材を使い、滴や独自の袴・小袖・風土ローブを仕立て上げています。当然ながら、このために織られた形状記憶素材に限りがあるので、数量限定の製品となります。
さらに、これら十五周年記念限定の全アイテムに、ご購入者のお名前を刺繍したタグを縫い付けて、お届けいたします。刺繍の名入れは、《HAKAMA-SHIKI/袴式和服》を 日常アイテムとしてご活用くださるヘビーユーザーにも、自分だけの1着が欲しい方にも嬉しい企画となるのではないでしょうか。
【和次元・滴や】が、15周年の記念として、1年間 練りに練った傑作がラインナップされています。これらの《HAKAMA-SHIKI/袴式和服》が、愛着ある1枚として、ユーザーの方々に存分に着回していただけるのを、今から楽しみにしている次第です。
和次元 滴や 装造師 宗裕
滴や渾身の形状記憶素材で仕立てた赤袴と黒小袖との【したたり】コーディネート。
エンジ色の袴は、表面に織紋様のふくれがあり、黒地に赤いマダラ柄が浮き出て見える。生地は形状記憶素材で、何度も織糸の色を調整し、織り上げられた滴や渾身のテキスタイルだ。 見る角度によって、赤が燃えるように浮かび上がる。発色の良さは、上質なポリエステルのなせる技だ。形状記憶素材なので、ハリがあって 軽い風合い。当然、シワも撫でれば消える。 くっきりとした陰影の立体的なヒダ、裾に向かって末広がりの優美なシルエット、洗濯後もノンアイロンの気楽なメンテナンス、たたみ易く 型崩れのない手軽さと、良い事尽くめの袴である。 何より、妖しく浮かび上がる赤がヤバイのだ。
一方、黒い小袖も、同じく形状記憶素材だ。グラデーションを効かせて繋がるヘキサゴンの柄ゆきは、鍛えられた鋼の刃物の模様を連想させ、底知れない迫力を漂わせている。 風合いは、ハリがあり 軽くて、シワにならない。立体的な袖口と躍動感のある着姿、肩から袖に流れる東洋的なシルエット、ノンアイロンのメンテナンス、たたみ易く 型崩れのない手軽さと、こちらも良い事尽くめ。 テキスタイルの着心地の良さに加え、補正の要らない特許製品である小袖は、機能性を追求した設計となっている。裾のカットやポケット、すっきりとしたシルエットも特徴。 袖口や共衿には袴の赤い素材により印象的な装飾を施し、堂々たる迫力ながらも 軽快さが随所に光る。
赤と黒の大胆な色使い、浮かび上がる印象的な柄ゆき、躍動感のある着姿、これらに高機能素材による扱いやすさと着心地の軽さが加われば、「次世代型サムライスタイル」として 何の遜色も無い。
No. | : | IIZ0941 |
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Material | : | ポリエステル 100% |
Size | : | 八九(35),九五(37),九九(39) |
Price | : | 55000 |
Limited | : | 3点 |
ONLINE SHOP |
No. | : | ROZ0306 |
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Material | : | ポリエステル 100% |
Size | : | 七〇(M),七三(L),七七(2L) |
Price | : | 55000 |
ONLINE SHOP |
赤紐+黒いフェイクレザーの袴と、形状記憶素材の黒小袖との【したたり】コーディネート。
赤い紐の黒い袴において、紐には 何度も織糸の色を調整して 織り上げた滴や渾身の形状記憶素材を、本体部分には 箔プリントの技法を用いたフェイクレザーを使用して、仕立て上げている。このフェイクレザーの表面は、一般的なコーティングの合皮とは違い、皮革の光沢感、角質の表情まで 京都の箔プリント技術により精巧に再現されているのだ。 その上、柔軟で 耐久性も高い。また、リアルレザーに対しても、軽いことと雨に強いことが特徴と言える。また、形状記憶素材の精巧な織紋様と組み合わされると、フェイクレザーの野性的で妖しげな光沢が、さらに引き立てられ、威厳までも纏ったように感じられる。 もちろん、光沢の中には、静かに浮かび上がるヒダのコントラスト、存在感のあるシルエットも健在。
一方の小袖については、上記コーディネートと説明が重複するが、記載しておく。黒い小袖は、形状記憶素材で、グラデーションを効かせて繋がるヘキサゴンの柄ゆきは、鍛えられた鋼の刃物の模様を連想させ、底知れない迫力を漂わせている。 風合いは、ハリがあり 軽くて、シワにならない。立体的な袖口と躍動感のある着姿、肩から袖に流れる東洋的なシルエット、ノンアイロンのメンテナンス、たたみ易く 型崩れのない手軽さと、素材の機能性が最大限に活かされている。 テキスタイルの着心地の良さに加え、補正の要らない特許製品である小袖は、機能性を追求した設計となっている。裾のカットやポケット、すっきりとしたシルエットも特徴。袖口や共衿には袴の紐の赤い素材により印象的な装飾を施し、堂々たる迫力ながらも 軽快さが随所に光る。
奥行きのある不思議な光沢を持つ小袖の黒、野性的な光沢を放つ重厚な袴の黒。2つの黒を絶妙に繋ぐ紐のエンジ色。ダークな中にも、妖しげな大人の色気を漂わせるコーディネートと言えよう。
No. | : | IIZ0942 |
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Material | : | ポリエステル 100% |
Size | : | 八九(35),九五(37),九九(39) |
Price | : | 55000 |
ONLINE SHOP |
No. | : | ROZ0306 |
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Material | : | ポリエステル 100% |
Size | : | 七〇(M),七三(L),七七(2L) |
Price | : | 55000 |
ONLINE SHOP |
滴や渾身の形状記憶素材で仕立てた風土ローブ。体の動きを大きく見せる素材感と妖しい色の妙技。
《和服パーカー》というワードでも検索していただいている 風土ローブは、立体的なフードと風に遊ぶ大きな袖とが相まって、流れるようなシルエットが生み出される。 東洋的な優雅さと、底知れない迫力を同時に感じさせるようにと、デザインしたアイテムだ。
この風土ローブにおいては、スタイリングに立体感が出る形状記憶素材の特性により、より大胆な存在感と躍動感を演出してくれるだろう。何とも インスタ映えのする《和服パーカー》である。合わせ仕立てで、裏地の付いた丁寧な仕立てだが、表裏ともに軽量な素材なので、比較的薄手で軽いアウターに仕上がっている。 コートとしても、羽織の代わりとしても使える汎用性があるのだ。エンジ色の表地は形状記憶素材で、表面に織紋様のふくれがあり、黒地に赤いマダラ柄が浮き出て見える。何度も織糸の色を調整し、織り上げられた滴や渾身のテキスタイル。見る角度によって、赤が燃えるように浮かび上がる。 発色の良さは、上質なポリエステルのなせる技だろう。大きな袖のボタンを外すと 膨らみを見せる袖口、被っても 脱いでも存在感を発揮する立体的なフードと、形状記憶素材の特性を完璧に活かしたアウターと言えるだろう。
浮き上がる柄、底光りする光沢、鈍いが印象的な色使いが、妖しげな迫力が引き出す。そして、体の動きが 膨らみや流れのある美しいシルエットを演出してくれる。当然、和装・洋装どちらにも合わせ易く、軽くて扱いやすいので、ヘビーユーズが約束された風土ローブなのである。
No. | : | NIZ0181 |
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Material | : | 〈表〉ポリエステル 100% 〈裏〉ポリエステル 100% |
Size | : | 一二五(L) |
Price | : | 110000 |
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